新巨人の星

毎月発行されていた復刻版も第5巻発行で終了。
改めて読むとどこがピークだかわからないな。
実は15歳のときに読むまでこの作品を面白いと思わなかったのだが、それも仕方ないな。
復帰2年目のシーズン中に恋愛話がメインになっちゃうんだから。


さて第5巻。
大リーグボール右1号が登場するのだが実にあっさりしている。
あまりページ数を割くことも無く、花形の特訓シーンもほんの少しだけで魔球は敗れる。
花形と飛雄馬では格が違うとでもいわんばかりの描き方。
花形のいるヤクルトに通用しなくなったあと、他のチームから勝ち星を稼ぐ飛雄馬
左投手時代ならショックで2軍落ちしてるところだがこのへんは大人になったな。
最後には左門にも魔球を打たれ(結果アウトで試合には勝った)作品は完結。
子供向きの終わり方じゃないよな*1


巻末には『巨人の星』と『新〜』の間のエピソード『それからの飛雄馬』も収録されている。
『新〜』の後が描かれている『巨人のサムライ炎』も読みたかったけどさすがに無理だったか。

*1:週刊読売連載だから当然か